翻訳をした訳文を蓄積しておき、新たに翻訳する際に、同一または類似した訳文を蓄積した中から呼び出して利用するツールです。
翻訳ソフトとは異なり、データベース機能で翻訳者による翻訳を支援して、作業時間の削減や、翻訳コストの大幅なダウンを可能にします。
法務関係の書類やマニュアルなどの、同じ言葉や文章が繰り返されるドキュメントや、変更個所のみ翻訳に出す事が多いドキュメントに、翻訳メモリの使用は有効です。
翻訳者が、原文を翻訳します。
原文と翻訳した訳文をペアにして、翻訳メモリへ蓄積します。
次の翻訳時には、翻訳したい原文【あれは赤い本です。】と同一、または類似する原文を翻訳メモリから探し出し、ペアになっている訳文を表示します。
(同一、または類似する原文が翻訳メモリにない場合は、翻訳者が翻訳します。)
表示された訳文をそのまま使用したり、部分的に修正して使用します。
そしてまた、原文と翻訳した訳文をペアにして、翻訳メモリへ蓄積します。
から
を繰り返すことで、訳文が蓄積されていきます。
訳文の蓄積量が多いほど、翻訳をする量が減りますので、翻訳コストダウンに大きく貢献します。
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